しょくにんの長期投資

長期的な視点で投資について日々考えている事を綴っていきます。

世代別貯蓄額を見てみた

世代ごとの世帯収入と貯蓄額について調べてみました。

ガベージニュースさんが高齢福祉白書のデータをグラフに起こしてくれていたので引用させて頂きました。

ありがとうございます。



http://www.garbagenews.net/archives/2000143.html


私は現在30歳です。

これを見て自分も60歳になる頃には2000万円の貯蓄をすることができるのだろうかと感じてしまいます。

ですが注意したいのは、このデータは2014年現在のもので、50歳以上の方々はバブル以前の高度経済成長の恩恵を受けている事です。


ですから経済状況が異なる中、今20~30歳の人達に同じような資産形成ができるかと言うと難しいでしょう。

貯蓄率の傾向を見てみると、所得の絶対額の減少と合わせて貯蓄率が十数年前から急激に落ちています。(↓図参考)

f:id:hasamigirochine:20160202224700j:plain


2013年は貯蓄率がマイナスになってしまいました。


また、貯蓄をすればよいという訳ではありません。下の図を見てください。
預金にかかる金利の推移です。
 

f:id:hasamigirochine:20160202224652g:plain

http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2008/news812a.htm

90年までは5~6%の利息がついていました。
これは12-14年で金額が倍になる数字です。今では考えられません。

収入が増えない+金融環境がマイナス金利の導入など悪すぎです。



それにしても若年世代は社会福祉負担が加速度的に増えるなかで、どのように財産形成して行けばいいんでしょうか。