ケータイ三社のバランスシート比較
売上と営業利益に続いてバランスシートの比較を行って見ました。
下のグラフは各社のバランスシートを並べたものです。
(少し見栄えが悪いかも知れません、筆者のエクセル能力不足のせいです。)
資産額で言えば、ソフトバンクが群を抜いています。
無形固定資産額が多いのが特徴です。
右側では純資産額はそこまで変わりませんがソフトバンクの負債額がDocomoの9倍、KDDIの7.5倍ほどあります。
この表にはソフトバンクが借入金を使って企業買収し、その結果のれんが計上されているという事が示されているのでしょう。
次に各社の年次別のバランスシートを見ていきます。
先ずはソフトバンク。以外にも大きな変化は見られませんでした。
純資産の低迷が気になります。
続いてDocomo。
純資産が厚いです! さすがと言ったところです。
ただ、資産や純資産の連続減が気になります。
ケータイ販売の劣勢がバランスシートにも表れているのでしょうか。
最後がKDDI。
毎年純資産を積み上げています。各項目のバランスも安定しながら増加して行っていて、理想的な推移を示しています。
ザックリではありますが、バランスシートの比較をしてみました。
筆者個人はバフェット好きのバリュー投資指向です。
その観点からして、純資産を安定して積み上げているKDDIが一番魅力的に感じる結果となりました。
もちろん、PLやキャッシュフロー、純利益の分配など純資産の変動に影響する要素を個別に見て行く必要があります。
評価の仕方や投資法は人それぞれだと思いますので、読者さまのご意見頂けばと思います。