しょくにんの長期投資

長期的な視座から投資について、個人的に考えている事を綴っていきます。

リユース企業の財務比較

前回の投稿からずいぶんと時間が立ってしまいましたが、投稿します。

 

今回はリユース企業の比較です。

メジャーなコメ兵(2780)、ハードオフ(2674)、トレジャーファクトリー(3093)の三社と、

ネット系ベンチャーのマーケットエンタープライズ(3135)を比較してみました。

 

FY2005 ~ FY2016の期間で比較しました。決算月が異なっていることはあらかじめ断っておきます。

 

1.財務比較

 

今回はPL比較のみです。(すいません)

 1) はじめはやっぱり売上から。

 

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(出典)各社財務データより筆者作成

 

売上の絶対額ではコメ兵がダントツでした。ハードオフの2.5倍くらいあります。

10年のスパンではおおむね各社右肩で売上を伸ばしていいるのがわかります。

ただ、コメ兵は2008~2010の間で大きく売上が減少しています。

この辺が気になります。

 

 

2) 次は粗利益率です。(以下の比率は売上ベースです。)

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(出典)各社財務データより筆者作成

 

比較して驚きました,これほど差が出あるとは!

コメ兵が群を抜いて粗利率が低いです。

ハードオフ、トレジャーファクトリ二社とコメ兵のちょうど間ぐらいにマーケットエンタープライズの値がありますね。

このあたりの違いの要因がどこにあるのか?

 

 

3) 次は人件費率の比較です。

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(出典)各社財務データより筆者作成

 

またまた出ました。

コメ兵がずいぶんと低いパーセントになっています。

粗利率の低さを人件費率の低さで補っていたんですね。

 

今回は異様のうち最も大きな値を占めていたので人件費を簡易的に紹介しています。

他には家賃、広告宣伝費、減価償却費、光熱費、などがありますがまたの機会に。

 

4) 次は営業利益率です。

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(出典)各社財務データより筆者作成

 

売上からコストを引いた結果です。

このグラフで気になったのはハードオフの利益率が05'~09'までに急激に減少していることです。

 

10'以降だとマーケットエンタープライズ以外は順調に利益率を伸ばしています。

 

2.考察

とりあえず、PLだけざざっと比較しました。

比較してわかったことは、

ハードオフとトレジャーファクトリはPLの構造と年推移がとても似ている。

ハードオフとトレジャーファクトリは粗利率が高く、コメ兵は粗利が低い。

ハードオフとトレジャーファクトリは人件費率が高く、コメ兵は人件費率が低い。

④各社直近の5年は売上が右肩上がりで成長。

 

といった所でしょうか。

 

定性的な調査はこれからですが、各社のビジネスモデルの違いがはっきりと反映されているように感じます。

一番の違いはブランド品や装飾品など高価なモノがメインかどうかです。

コメ兵やマーケットエンタープライズは高価なモノ中心です。

逆にハードオフとトレジャーファクトリは衣類や家財道具の比率がどうも高いようです。

 

他にもハードオフフランチャイズが多いが、コメ兵、トレジャーファクトリは直営がほとんどといった違いがあります。

 

 

今回は以上になりますが、これからも調査を進めていきたいと思います。

(マーケットエンタープライズいらなかったかな。)

 

あと蛇足ですが、執筆中の店舗売上を見てみると各社大幅に減少していました!

コメ兵が特にひどいが、ほかの会社も8月の既存店売上が10%以上減少している。

これは非常にスリリングな兆候ですね。

一時的であると判断するなら安く買えるチャンスがありそうです。

今後の展開が楽しみです。