最近話題の自伐型林業の研修に行ってきた

個人的に興味のある林業について調べていると、2年ほど前から自伐型林業という言葉をネットなどで見かけるようになった。

 

なんでも林業組合が行っているような大型機械を使った大規模な施業ではなく、低投資で個人行える小規模な施業が売りのようだ。

 

個人でも参入が可能で現在の木材価格でも生計が立てられるようで、地域活性の切り札として注目されイノベーション賞も受賞し全国の山間地域で注目を浴びている。

 

始めは高知で活動していたものが注目されるようになり代表の中島氏を中心に賛同者が全国で公演を行うようになった。さらには最近から技術指導も始めたようだ。

 

 

そのうちの一つで、10月から12月まで群馬県みなかみ町で町主催の講習があったので具体的な方法を学びたくて参加してみた。(以下参考)

10月から群馬県みなかみ町で自伐型林業研修を開催! | NPO法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会

 

何十年というその道の職人の方が講師となってチェーンソーの使い方から、ユンボーを使った作業道解説などとても丁寧に教えてくださり、大変有意義な講習だった。

 

内容は盛りだくさんで整理するのが難しいがポイントを整理してみた。

 

①大型機械使わない!!。低投資低コストで参入しやすく、投資回収が早い(100万円からでも始められる)

チェンソー(15万円)、軽トラ(または2tトラック)(~50万円) 、作業道具等(10万円)

 

②小幅でメンテナンスが少なくて済む作業道を高密度で張り巡らせる

~200m/haの高密度、2tトラックで通れる幅2.5m、開設は3tユンボ

メンテナンスの最大の敵は水!!治水に労力をかける。

 

③低強度間伐+長期伐で100年以上のスパンで森林育成

時間をかけて少しづつ間伐材を出荷していくことで、一部切り出しているにも関わらず森林全体の価値が増加していく。当然、CO2の固定化も期待される。

環境保全機能

①~③の施業をする結果、環境保全が自然と促される。

 

⑤今がチャンス

日本の針葉樹林の平均林年が収穫時期の50年入った。

長期伐なので最もコストのかかる造林作業が今後30~40年は不要。

 

長年自伐型の施業をされている講師の方からお話を伺い①~④の要素が密接に関係していて、それぞれが切っても切れない関係にあることが理解できた。

 

この方法は昔からある方法なのだそうだが、ここ数十年で国を中心に機械化・大型化を進めてきた結果、自伐型の林業家はずいぶんと減ってしまったそうだ。

 

講師の方の話を聞いていると、肉体的にきついが、山の価格が低下している今なら山を取得しやすく守るべきことをしっかり守れば生計を立てるのはそれほど難しくなさそう、、tいった印象を受けた。(講師の方も新規参入者へのサポートをやりたくて仕方ない様子だった)

 

懸念点はバイオマス発電所が全国各地にできているおかげで、森林の木材がどんどんと伐採され自伐型林業に適した優良林が減っていることだそうだ。

 

近くに自分の山があればすぐにも始めたいところだが、都会の東京ではなかなかそうもいきそうにないな・・・