しょくにんの長期投資

長期的な視点で投資について日々考えている事を綴っていきます。

株式の長期投資だと実はそれほど難しくないと思う - 老後資金2000万円を貯める

数か月前に老後2000万円問題なるものがメディアで報じられていました。

金融商品を販売していた身としては何を今更と言うのが正直な気持ちで、20年も前から明らかとなっている問題に市井の人々が驚いている姿を見ると残念に思ってしまいます。

 

実際に周りの知人から「どうやって2000万円貯められるの??」と聞かることがありました。ので株式の長期投資であればそれほど難しいことではないと伝えました。(ただし、ダイエットと同じで忍耐が必要かもしれません。)

 

手軽に始めるなら投資信託の積立てが良いと個人的に考えています。
(積立てについては以下リンクがわかりやすく説明してくれています。)

積立投資とは|投資信託・資産運用なら【さわかみ投信株式会社】

 

それでは毎月1万円を積立てた場合の資産のシミュレーションをしてみます。
下の図1.をご覧ください。

 

図1. 毎月1万円を積立てた場合の資産額推移

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図1ではある年利で運用した場合の積立て年数と資産額の関係を表しています。
はてなブログの読者はおそらく30代がメインなので積立て期間は今30代の方が将来年金を受け取れるであろう歳は75歳くらいと想定して40年まで表示してみました。

 

年利は1 ~7%まで表示しましたが、株式投資ファンドで最も保守的で老舗なさわかみファンドだと20年間の平均利回りが5.3%となっていました。
https://www.sawakami.co.jp/know/fund/report/_pdf/port20190930.pdf

 

株式は預金や債券と比べて一般的に利回りが高いとされていますが、日本国債だと利回り0~1%、アメリカ国債だと2%くらいと比較すると数%良い結果と言えます。

日本国債10年 年利回り | マーケット情報 | 楽天証券
アメリカ 10年 債券利回り - Investing.com

 

株式投資の優位性については以下の書籍がおすすめです。
長期投資だと株式は利回りもよく実は考えられているより安全と書かれています。
楽天ブックス: 株式投資 - 長期投資で成功するための完全ガイド - ジェレミー・J.シーゲル - 9784822244668 : 本



仮に株式型投資信託で今後平均利回りが3%として毎月1万円積立てると
30年で600万円、40年だと944万円となります。

なので2000万円を30年で達成するなら毎月3.4万円、40年でなら2.2万円を積立てれば良いことになります。

 

冒頭でそれほど難しくないと言ったのはこの毎月の積立額が一般の方々が意識して実践すれば十分に達成可能と思うからです。(子育てなどライフサイクル合わせて苦しい時期があるかもしれませんが)
2000万円は夫婦二人の額ですので積立て額も夫婦での金額となります。